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フィンランドのネウボラ

投稿日:2017年11月27日 更新日:

 

北欧は社会福祉の国ということは広く知れ渡っていると思いますが、特にフィンランドのネウボラや育児パッケージは様々な国で導入され始めています。

 

 

日本でも、いくつかの自治体で導入が進んでいるみたいです。

名古屋でも導入されないかな…

少子高齢化が急速に進み、景気もいいとは言えず、所得も普通に働いているだけでは十分ではない状況で、出生率を上げることは厳しいなと思います。

 

子どもがたくさんほしくても経済的に無理だったり、将来のことをかんがえると生き辛いのではないかとか考える方ってたくさんいるんじゃないかと。

一個人の主観ですが。

 

同じ先進国でも一定の出生率をキープしているフィンランドの子育て支援システム『ネウボラ』について紹介したいと思います。

 

ちなみに私はネウボラのプロではないですし、福祉について大学で勉強したわけではありません。様々な記事を読んで簡単にまとめたものをここでは紹介します。

 

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そもそもネウボラって??

ネウボラはフィンランド語の造語です。

ネウボ(neuvo)=アドバイス

ラ(la)=場所

 

ネウボラは子育て支援制度のことであり、妊娠してから出産、小学校入学前の6歳までサポートし続けてくれます。

妊娠したら日本ではまず病院に行きますが、フィンランドではこのネウボラに行きます。

検診は無料で、妊娠中は6~11回、出産後は定期的に通います。

 

 

医療的な検診はもちろん、メンタル面のサポートもあるみたいです。

個別で30分~1時間の面談があり、丁寧に行われます。

何回かは父親も参加しなければなりません。

このネウボラは父親だけでなく、兄弟などの家族全体の心身の健康サポートを目的としています。

妊娠に関する不安・心配事、夫婦の関係、経済状況etc….

日本では聞かれないようなことまで、聞かれるそうです。

 

特に最近では、メンタル面のサポート・父親の育児参加促進がネウボラの重要な役割となっています。

 

 

 

しかし、そうすることで問題の早期発見につながり対策を練ることができる。

虐待や夫婦間DVの予防の役割を担っています。

必要とあれば、医療機関・自治体・児童施設を紹介してもらえる。

紹介先でも情報がちゃんと伝わっているため、日本のように別の施設に行ってまた説明…なんてことにはならずに済みます。

 

子育てに関する悩みを深いところまで話すことができるのも、基本的にはずっと同じ人(保健師や助産師のプロ:通称ネウボラおばさん)が担当してくれるからこそだと思います。

何年もかけてサポートしてくれるということで信頼関係も築きやすいですよね。

 

 

ちなみにネウボラには、乳幼児が遊べるスペースも用意されているそうです。

散歩のついでに立ち寄ったりすることができ、同じ状況のお母さんとの交流ができます。

何か不安があったりするときの小規模なコミュニティーってとても大事だと思います。

だからこそ最近になってやたらママ友という言葉を使うようになったのかと。

 

 

また、ネウボラの利用者のデータは50年保存されます。

データをもとに子どもと親を支援することに活用しています。

50年って長いですよね…

でもその膨大なデータがあるからこそ、あてずっぽうじゃない支援が可能になるんでしょうね。

 

 

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日本ではどうだろうか?

日本でも、このネウボラの制度を知って、実際にフィンランドに視察に行った市長さんがいます。

 

 

凄いなと思うのは、2013年にネウボラを知り、2014年には制度を開始しているところです。

その自治体は、浦安市なんですが、たった1年で制度をスタートさせるって相当な熱意がないと無理だと思います。

とある記事に書いてあったのですが、市長自身の子どもが幼いころ、あまり育児に関わっていなかったらしく、奥さんの苦労を知らなかったと。

それから、政治家になって福祉について勉強するようになりすぐに導入を決意した経緯があったそうです。

 

それでも迅速に行動できるって素晴らしいですよね。

 

浦安市を皮切りに、他の自治体でも少しずつ導入が始まっているみたいですが、まだ少数というのが現状です。

 

完全にフィンランドと同じ制度ではないにしろ、少しずつでもとりあえず初めて、試行錯誤を重ねながらその自治体にあったオリジナルの物を作成していけたら素敵なんじゃないかと思います。

 

若造がなにを言っているんだと思うかもしれません…

ネットか本か何で見たのか忘れたのですが、

生まれてくる子どもは幸せでなければならない

という一文を見たんです。

たった一文ですが、私は結構衝撃を受けまして…

それからというももの、子どもに関する福祉とか、教育とか…

そのような記事に目がいくようになりました。

 

 

当然だけど当然じゃないんだな…とハッとさせられたというか…

 

生まれてくる子どもが祝福されるような社会にしていきたいなと思います。

 

 

 

-finland

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