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ベーシックインカムについて

投稿日:

 

最近ちらほら耳にするようになった『BI;ベーシックインカム』。

皆さんご存知ですか?

 

私はもともとフィンランドが大好きでフィンランド関連の情報を気にかけているのですが、そのフィンランドでは現在、国としてベーシックインカムの導入実験を行なっています。

 

実験ということもあって、いきなり全国民に対して行うのではなく、25歳〜58歳の失業者2000人に限定して、€560/月(日本円で約7万5000円)支給しています。

 

ちなみに国レベルで導入したのはフィンランドが世界初だそうです!

 

導入実験が終了する2018年12月まで結果は明かされないということですが、いい結果が期待できるのではないかと個人的に思っています。

 

…本当にフィンランドいいなぁと思います。笑

最近はフィンランドに行くことができていないので飢えています(*´ー`*)

 

 

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BI;ベーシックインカムってなに?

そもそもベーシックインカムって何なのかということについて書いていきます。

 

フィンランドが国レベルで導入実験を始めたというのは結構前から知っていたのですが、以下の本を読んでベーシックインカムがどのような目的で、どのように導入されているのかを知りました。

 

 

この本はAIに絡めて、ベーシックインカムの導入のメリット及び必要性がわかりやすく書いてあり、とても参考になりました。

 

 

ベーシックインカムは直訳すると、『Basic Income=基礎的な収入』と言ったところでしょうか。

 

その名の通りベーシックインカムとは、

全ての国民に対して、生活を賄えるだけの一定の金額を無期限で給付する制度

です。

 

基本的に

  • 無条件給付
  • 全国民に一律
  • 最低限の生活を営む額
  • 受給期間に制限がなく永続的

の要件が特徴です。

 

これだけ聞くと夢のようですよね(`・ω・´)

現在の年金制度、生活保護などのような社会保証制度とは全く異なります。

 

失業者に対して実験が行われているフィンランドのベーシックインカムは失業者に対して行われているので、ベーシックインカムの進化版といったところでしょうか。

 

 

ベーシックインカムのメリット

仕事風景

お金を給付するわけですが、政府側としてもメリットがないと導入はされません。

このベーシックインカムにどのようなメリットがあるのかというと、

 

  • わかりやすい
  • 運用コストが少ない
  • 給付に関して個人の意見が(いい意味で)反映されない
  • 個人の尊厳を傷つけない
  • 働く意欲が失われない

 

わかりやすいというのは、全国民に一定の額を給付という点でしょうか。

所得に応じて金額が変わったり、給付金に対して税金が発生しないのでとてもシンプルです。

 

現在の生活保護に関連する仕事を行なっているのは1万人を超えます(外注などを含まない)。

これだけの人数で、生活保護者に対する指導・調査・助言などが頻繁に行われます。

さらに生活保護の適応可否には個人の見解が少なからず反映されます。

 

ベーシックインカムが導入されればそのような調査などにかかる費用・時間・人手などが不要になるだけではなく、個人の裁量が反映されていた生活保護の適応基準による不正受給、逆もまた然り、、、といったようなことが起こりません。

 

 

友人にベーシックインカムの話をしたら『私だったら働かない』(笑)と言っていたのですが、実際的を得ていて、このベーシックインカムで多くの方が懸念する点は、『ベーシックインカムが導入されたら、働かない人が増えるのではないか?』という点かと思います。

 

ですが、ベーシックインカムは『必要最低限の生活を営むことができる金額』です。

働かない場合はそれ相応の生活しかできません。

働いたらその分手元に入ってくるお金は増えるため、働いたら損になるということは全くありません。

 

一方、生活保護は就労収入が少しでもあると給付金が減額されるか打ち切りになります。

生活保護適応時には受けることができた医療サービスなどが自己収入で賄わなければならないため、生活保護を受けていた時よりも生活が苦しくなる場合もあります。

そのため、働かずに生活保護を受け続けることを選択する人もいるそうです。

働いたらそんなことがあるって誰でも嫌ですよね。

 

もちろん働かないという選択肢も可能であるため、

 

過酷な労働は人が集まらない

必然的に給料が上がる

高い給料を求めて労働者が集まる

高い給料で消費を促し経済をまわす…

 

 

そんな感じで、ベーシックインカムがあることによって、頑張るメリットはあっても頑張るデメリットは存在しません。

 

 

ベーシックインカムの財源

またこれもベーシックインカムの導入に対して懸念される点でしょうか(`・ω・´)

 

ただでさえ借金が多い日本でさらに借金をますようなことをして意味があるのか…

どのように財源を確保するのか。

負担が増えないといえば嘘になりますが、ベーシックインカムの導入は不可能ではありません。

 

もちろん給付額にもよります。

私が読んだ本では8万円が妥当とされていました。

 

細かい金額までは書きませんが、ベーシックインカムが導入されることで不要となる

  • 国民年金・基礎年金
  • 生活保護の生活扶助費
  • 失業保険
  • 厚生年金

をベーシックインカムに充当することができるそうです。

 

足りない分は税金などの国民負担率で確保すれば問題ありません。

 

『げ、負担増えるなら意味ないじゃん(O_O)』

 

と思うかもしれませんが、そもそも日本は国民負担率が低すぎるのです。

日本と同じような先進国は国民負担率が60〜70%に対して、日本は40%ほどです。

ちなみにその先進国の中で高齢化がもっとも深刻なのは日本です。

 

いつまでも、現状のままではこれ以上の経済成長や国民の幸福度は望めないのかな〜と。

 

 

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まとめ

最近フィンランドやその他の国の地域などで導入が行われているベーシックインカムについて書かせていただきました。

 

今回のフィンランドにおける導入実験の主な目的は、主に2点。

  • 就業促進
  • 市場の変化への対応

 

フィンランドでは長期的・慢性的に失業問題が大きくなってきています。

失業者は社会から孤立感を感じ、働く意欲がどんどん落ちてしまいます。

結果として、社会保障費が巨額になってしまう….といった負のループが発生します。

 

ですが、ベーシックインカムを導入することで、就業を促進し、さらにフリーランスやアーティストなどの正規雇用でない人も『働く』という意欲を持たせる狙いがあります。

 

今回の失業者への試験導入がうまくいったら、就業している人たちに対しても試験導入を行う可能性があるそうです。

 

日本も導入実験なり行なっていけるような動きがいつか出てくるのでしょうか。

簡単ではないことは百も承知ですが(今までの社会保障を覆す制度ですからねw)、国レベルでは無理でも、都道府県・市町村レベルで試験運用できたらいいなぁと思います。

 

 

 

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@ Sayaka

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